INTERVIEW

こんな社員が働いています

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M.T.

編集(専門誌)

2015年入社

新卒入社

「筆者が伝えたいこと」と
「読者が知りたいコト」を繋ぐ

こんな仕事をしています

「筆者が伝えたいコト」と「読者が知りたいコト」を繋ぐ

「出版」を印刷・装丁・流通という物質的な観点から説明することも可能ですが、「編集者」の仕事は、その前後に存在する「筆者が伝えたいコト」と「読者が知りたいコト」を繋ぐことだと思います。Textに質量を与える工程やコンテンツの提供という経済活動に留まらず、筆者・読者の見えるようで見えない関係の超越したところに想像力を働かせることが、「編集者」に求められるのではないでしょうか。
当社からは看護・医学・栄養に関する様々な専門誌が刊行されており、私は複数の領域を経験してきました。各領域・専門誌にそれぞれの特長があり、それぞれのニーズがあり、ソリューションも多種多様です。

私がメディカを選んだ理由

「本」というかたちで社会と密接にある医療に価値を還元できる

「本」は、単なる情報媒体ではなく、自己研鑽のツールでもなく、「体験」だと思います。執筆や読書という「体験」によって、筆者・読者の人生に豊かさをもたらします。また、専門誌におけるpublicationの意義は、知識の蓄積・技術の継承による領域の発展だと考えます。
事業やメディアとして持続するためには、筆者・読者や領域の需要を充足する工夫を必要としますが、「本」というかたちで、筆者・読者に良質な「体験」を提供し、そして、各領域に貢献し、社会と密接にある医療に価値を還元できることは、仕事としても魅力的だと思います。

やりがい・充実感を感じる瞬間

医療従事者に対する感謝の気持ち

専門性の高い情報のため、メインの筆者と読者は医療従事者です。医療現場で奮闘する皆さんには、限られた時間のなかで、自身のためだけではなく、患者や医療のために、現在と未来のために、書いて/読んでいただいています。
特定の業務や成果に“やりがい”を意識するということではなく、「出版を通じて領域を支える」という使命感や医療従事者に対する感謝の気持ちが原動力となり、また、日々の励みになります。

これからの目標・目指したい姿

出版の役割を再認識する

ユビキタス社会の到来で、コンテンツやサービスは多様化し、情報の発信・受信も容易になりました。時代の流れによって、業界の市場規模が縮小しても、「出版」が担ってきた「役割」のうちに変化しない部分もあると思います。
情報媒体のデジタル化は加速していますが、漫然と迎合するだけで解決する課題ではありません。「出版」の「役割」として機能している特性を再認識し、流行り廃りの激しいなかでも通用する歴史的に意味のあるものをつくることが目標です。

ほとんどの時間は読書をして過ごします。稀覯本の蒐集を除外して趣味を挙げるとすれば、西洋絵画とソロキャンプです。名画が来日するタイミングを逃さないように、展覧会のスケジュールは定期的にチェックします。また、市街地にはない景色を求めて、バックパックを背負って山や川に行きます。
無意識に作用する「美」と「自然」は活力になりますし、読書では得られない「遊び」も大切にしています。

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